Elevator Pitch
Webアプリ開発,データ分析に基盤構築,etc… Pythonを覚え,開発や分析ができるようになってくると,「ライブラリ・フレームワークを選択」「機械学習やるならどのライブラリが良いのか?」「そもそもPython以外の方法は?」
といった疑問・クエスチョン・悩みが出てきます.
このセッションでは,「ライブラリ・フレームワーク選択の勘どころ」「手段を選択するための「目利き」になる技術力の鍛え方」を,私の実践経験および.野球の「選球眼(せんきゅうがん)」と絡めて紹介します.
なお,「野球×Python」最終章となる模様.
Description
Title
Pythonistaの選球眼(せんきゅうがん) - エンジニアリングと野球の目利きになる技術
TL;DR
- ライブラリ・フレームワークはプロダクトの主旨・目的およびプロジェクトの状況(期間・構築コスト・運用コスト・学習コスト)で決める
- ライブラリ・フレームワークを最適にかつシンプルに選択できるよう、技術力を鍛えよう(個人学習・コミュニティ)
- イシューからはじめよ(選択に迷い・ブレが無いよう、プロジェクト・プロダクトのストーリーとイシューを固めよう)
- 好球必打(こうきゅうひつだ).優秀な野球選手ほど、打つべきボールをしっかり見極め、振り切っている(故にホームランがでる).これを「選球眼」と呼ぶ.
- エンジニアも野球選手も、大切なのは「イシューからはじめる」「選球眼」そして「やり切る」こと
Outline
【あらすじ】選球眼 #とは
一般的にはこちらの意味になります.
選球眼(せんきゅうがん、英: Batting eye)は、野球において、四球を選び見極める力、ストライクの球かボール球かを見分ける力のこと。一般に「選球眼が優れている」とは投手の投げる際どいボール球を見切り、打者にとって有利なカウントを整えられる選手のことを指す。
ウィキペディアより引用.
実際にはストライク・ボールのみならず、「自分が打てるボールを見極める」という意味合いもあります.
目次
順番は多少前後するかもです.
- プロダクトに合わせた技術を選ぶ
- 技術を選ぶためのスキルを磨く(個人・コミュニティ)
- 【野球】ホームランが出るしくみ
- 【野球】ホームランをPythonで見極める
- 【まとめ】イシューからはじめよう
Notes
発表内容について
以下のスライド・資料・講演から、
- Pythonにまつわる内容
- 主にデータ分析・Webプロジェクトで明日から使える内容
を中心にピックアップし、追記・編集する予定です.
- 野球を科学する技術(PyCon JP 2017)
- 野球エンジニアの72万球(Baseball Play Study)
- エンジニアの選球眼 ─ 価値を生む技術とキャリアのつくりかた(PyData.Okinawa+Python Beginners沖縄合同勉強会) ※スライドは6/16公開予定
補足
- キャリア(就職・転職・働き方)の話はしません
- もしかすると機械学習ネタも入るかもしれません
- 野球の話よりも,技術選定や仕事のスタイルの話が中心になります(ネクストベース社CTOとして)