Elevator Pitch
フラクタル、という言葉を聞いたことありますか?自己相似になっている図形という幾何学の専門用語で、有名なものとしてはシェルピンスキーの三角形などが挙げられます。そしてこれを「再帰」で作ることが可能です。
再帰、と聞くとプログラミングにもある概念だと気づきますよね!はい、フラクタル図形をプログラムで書くこともできます。そして今回ご紹介したいのが、「Iterated Function System(反復関数システム、IFS)」という手法を利用したフラクタルの書き方です。SwiftのPlaygroundで簡単に図形を描画できるので、ぜひこれを機に面白いフラクタルの世界を知っていただければと思います!
Description
このトークの目的はIFSとフラクタルの簡単な紹介です。入門的な内容となりますので、フラクタルの面白さをPlaygroundでご紹介できたらと思います。
フラクタル自体はおそらく多くのエンジニアにはまだ馴染みが薄い概念ですし、実際のプロダクト開発にも応用できるシチュエーションが非常に限られていると思いますが、単純に「フラクタル面白いからより多くの人に知ってもらいたい!」というモチベーションで、参加者の疲れた1日を癒すトークになれたら嬉しいです。
内容の構成はこんな感じで行う予定です:
- Playgroundの最低限の紹介(主に描画プレビュー周り)
- フラクタルの簡単な紹介。ここでいくつかの面白いフラクタル図形を紹介し、興味を持たせます。
- IFSの紹介と、プログラムでの書き方の説明
- IFSでのいくつかのフラクタル図形の書き方の解説
ハードコアなSwiftセッションではなく、Swiftを汎用的な使い方で、フラクタルの面白さをアピールしたいセッションとなります。
Notes
このトークはSwift自身やiOS開発向けではなく、SwiftとPlaygroundを利用したフラクタルについてのトークとなりますので、対象者層は特に制限がなく、Swiftの初心者でも経験者でも楽しんでもらえると思います。必要なのは最新のXcodeが入ってるMacか、最新のSwift Playgroundsが入ってるiPadだけです。
私自身は数学専門の人ではありませんが、数学に限らず学問的な面白いテーマには大いに興味を持っており、その面白さを是非ともより多くの人に知ってもらいたいと考えています。